村田のスーパーツイーターES-103

SANYO DIGITAL CAMERA

話は自分の使っているプリアンプUTY-12が故障しているのではないか、と疑ったことから始まりました。

どう聞いてもひずみがあるのです。メーカーに2度修理に出したのですが2度とも異状なしで帰ってきました。

ここは一つ販売店に持っていって聞いてもらい店員からメーカーに説明してもらおうと考え
店員立ち会いのもと、販売店自慢の視聴室で聞かせてもらったのでした。

販売店に置かれていたのはスピーカーはノーチラスの801でパワーアンプはゴルドムンドだったと思います。なんか腕のような太さののスピーカーケーブルでつないでもらったのですが、ノーチラスの801は普段自分の家で聞いているD-55に比べてあっというほどすごいという音でもなく、うちの装置といい勝負しているなというのが正直な印象でしたところが高音を聞くとこりゃ負けたという感じがしました。

視聴に持っていったCDですが、ソングス・フォー・トニーの「アルモ・サクソフォン・
クァルテットⅦ」というものだったのですが、高音ののびが全く違いました。

普段聞いているうちのD55では販売店の801と比べると高音が少し詰まったような印象を受けたのです。

どうも納得がいかないなあと思いふと前を見ると、この村田のスーパーツイーターがセットされていることに気がつきました。

敵は卑怯にもこんなものを使用していたかと思い家に帰ったのですが、そうするとあのスーパーツイーターが使ってみたくて仕方がありません。

ちなみにアンプは故障ではなく自分の使いこなしのせいだと後日解りました。

数日後どうしてもあのスーパーツイーターを自分の装置で視聴したくなった私は販売店に直接電話し、だめもとという感じで貸し出しを申し込んだのです。

知り合いの店員にお話をすると「はいどうぞ」と拍子抜けのような感じで貸し出しにOKを出してくれました。それなら明日伺いますと約束をしたのですが、しばらくして電話があり2日後にこれを使ったイベントを計画しているので終わってからにしてくれないか、とのことでした。「う~む残念」ま仕方がないかと思っていると再び電話があり「メーカーから無理に視聴用を借りたのでいつでも来てください」という内容でした。おおさすが日本橋の老舗K無線!と感激したのでした。

さて当日販売店に取りに行ってびっくり
なんとスーパーツイーターはジュラルミンのケースに入れられていました。

SANYO DIGITAL CAMERA

さほど重たいものでもなくどちらかといえば軽い印象を受けました。使用方法ですが単純にメインのスピーカーに並列につなげばいいということなんですがこのツイータはネットワークいらずで、店員によりますとメカニカル方式とか何とかいっていました。

しかし能率は85dBです。どう考えたってD55につながるはずがありません。

うちのU-BROS21はボリュームの付いたパワーアンプですのでこれでレベルを少し落としスーパーウーファーにつないでいるHMA9500で鳴らすかと考えました。それでもおそらくつながらないだろうとは思いましたが、でも使ってみたかったのでした。

SANYO DIGITAL CAMERA

さて箱から取り出したのですが、なんと台付き。

スピーカー端子は小さくてかわいらしい物でしたので私が普段使用している、ではとてもつなげることはできないので少し細めのケーブルでつなげました。

さて肝心の音なのですがこれがまた解らない、最初はどこか接続がうまくいっていないのではと思いツイータに耳をくっけるようにして聴いてみました、なるほど音は鳴っている。しかし離れると解らない、全体の雰囲気も変わらない。

まあスーパーツイーターはばんばん聞こえる物でもないし、貸してもらっている間すこしづつバランスを変えてみて、自分の好ましい音の変わり方だったら購入を検討しようかと思いました。

連続して3日間試聴の期間があったのですが、どうバランスを変えてみてもやはり予想したとおり全く変わりませんでした。

ちなみに販売店で私が持っていって試聴したソングス・フォー・トニーのCDも聴いてみたのですがやはりおなじでした。もちろんアナログも何度も聴いてみましたが結果は同じでした。

う~んここは一つスーパーツイーター探しを続けるかあと思い、今回のES-103の購入は見合わせることにしたのでした。

販売店さんごめんなさい。

今度はFE208ESをD55に取り付けてみることにします。