中ちゃんち探検記

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それは家内と2人でテレビを見ていたことに始まりました。

大阪市内のあるお寿司屋さんは自分のお店のネタをわざわざ京都府の丹後半島まで仕入れに行くというのです。

ここのお寿司は大変おいしいという評判だそうで、連日の大にぎわいと言うことでした。 これを見ていた私と家内は2人で「おいしいお魚やカニを食べたいね」なんて言うお話をしていたのですが、京都府→丹後半島、んこの連想ゲームはどこかで聞いたことがあるような。

そうだうちのHPにリンクしている中ちゃんがたしか家が丹後半島にありしかも家業が民宿というなんかおあつらえ向けのお話、家内にこの話をすると、乗り気になり「中ちゃんちに行こうよ」なんて事になってしまったのでした。

さっそくメールで宿泊予約を入れOKをもらいました、途中であの有名なくず鉄さんちにも寄って行くかなんて勝手に考えていたのですが、くず鉄さんにアポを取るとその日は予定があってだめなのだそうでした、残念!!さて京都府とはいえ裏日本、数日前に丹後半島の様子をテレビで見たときには一面の雪景色、こりゃ大変だと思い愛車のクレスタ相手にチェーンを付ける練習なんかやりまして、何とかつけられるなと確認して出発したのでした。

道中は方向音痴のナンノも例のナビのおかげでナンノその、予定通りの順調な行程でした。

途中さすがに道路には雪は有りませんでしたが、山越え峠越えでは道路以外一面の雪景色に唖然、やはりすごいなあと言う感想です。

雪が珍しい大阪人思わず道ばたに車を止めて記念撮影。

さて予定より早い到着となってしまったので、そのまま中ちゃんち行かずに中ちゃんちから少し行ったところにある温泉に行くことにしました。

海の横にあるこの温泉は入浴料で誰でも入ることが出来るのですが、3時に行った私たちの前には「午後4時から」の看板が、でもなんか営業しているような感じもあるなあ、という感じです。

中に入って係員の人に「お風呂入れますか」と尋ねると、「はいどうぞ」といとも簡単にOKが出ました。

お風呂に行くと私たちの家族だけ、なんかバカスキの温泉だなんて思っていたのですが。本当に営業は4時からだったようで、今日は団体客の受け入れがあったのでたまたま開けていたのだそうで、営業時間になると大変混雑するのだそうです。

ここの湯船から見る外の風景は、豪快な日本海の荒波を見ることが出来大満足です。 さて前置きが長くなりましたが、温泉の後は中ちゃんちに向かいました。

ナビでおおよその位置はセットして置いたのですが、どのあたりになるのか想像が付きませんでしたが、まあこの道路の途中にあることは間違いないわい、と思い走っていると、有りました「民宿なかのう」の看板が。

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庭先に自動車を突っ込んで、お宅に挨拶に行くと、人なつこい笑顔の中ちゃんのお母さんとおぼしき女性が登場し、私たちを案内してくれました。

なかなか広い敷地には本宅と併せて4棟ほどの建物があり、私たちはその中でも一番新しい建物に案内していただいたようでした。

さて肝心の中ちゃんは午後5時半でなければお仕事から帰らないそうですから、うちの家族も旅と温泉の疲れで部屋に入ってからはすぐに昼寝をやらかしてしまいました。さて無様に私たちの家族が昼寝をして時刻を忘れてしまった頃、中ちゃんが部屋に挨拶に見えられました。慌てて飛び起きた私ですが中ちゃんはなかなかの男前で、お母さん譲りの暖かい笑顔を見せてお宅の様子やこの後の予定などのお話をしていただきました。

予定については家内の希望で食事の後もう一度温泉に行きたいと言うことから、今度は別の温泉に中ちゃんが案内していただくことになり、その後自慢の装置を見せていただく事になりました。

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さて食事はカニのお造りから焼きカニ、カニスキ、カニのフライと正にカニ尽しの満足料理、家族四人は満腹でひっくり返ってしまいました。

その後は中ちゃんの案内で、またもや温泉に(なかなか中ちゃんの装置が出てきませんが・・・)帰ってからは中ちゃんの装置を見せてもらいに行きました。

中ちゃん一家はお母さんの家とは同一敷地内の別棟にお住まいでした。

中ちゃんの部屋はその2階で装置の置かれているのは約6畳くらいの部屋でした。

装置は中ちゃんのHPで紹介されているとおり。メインのスピーカーは私も一度作ろうかと検討したこともあるモアイ、ドライブするアンプはアキュフェーズのE405、CDデッキはデンオンS-10、リアスピーカーにフラミンゴをマトリックス接続で使用していました。

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まずは私が持参した最近よく聞く澤野工房のベント・エゲルプラダ・トリオのアルバムを聞かせていただいた。このアルバムはシンバルの音でスピーカーの高音チェックに私はよく使っているのですが、シンバルの音はちょっとおとなしくなりますが、うちのD55とはまた違うくっきりした音像で特にベースのはじくようなリアルな音に驚きました、使いこなしもさすが中ちゃん。

アンプのラックの下は御影石の板、ラックは12㎜ラワン合板を3枚重ねにした重量ラック、アンプの上にはご存じ鉛のインゴットがでんと、スピーカーケーブルはもちろん定番のキャブタイヤケーブル、スピーカーの置き台も重量級の御影石、全て対策済みという感じで慎重にセティングされていることがわかります。

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モアイの仕上げもブラックできれいに磨き込まれなかなかの味が出ていました。

最後に中ちゃん所有のCDを聞かせていただきましたが、超低音からきれいな高音までバランスの取れた音で大変参考になりました。

さすがフルーティスト加藤元章さんの希望で方舟と同じ音という注文で作られたスピーカーだけのことはあります。そのパーフォーマンスの高さに驚かされます。

さらには中ちゃんの使いこなしでその実力が最大限発揮されているようでとても参考になりました。

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部屋を出るときに、部屋の階段の向かいに中ちゃんが作ったという秘密の部屋を見せていただきましたが、中ちゃんに言わせると幅が狭いためオーディオルームにはならないとのことでしたが、パソコンなんかが設置されなかなか男の秘密基地という感じで私は好きなんですが・・・。

なんてことで短い時間でしたが中ちゃんどうもお世話になりました。

帰りにはお母さんから野菜やカニのおみやげまでいただき大満足で民宿なかのうを後にしたのでした。

今度はナンノの部屋にいらしてくださいませ。